のんびり気ままにフリーウェイ
「紙石鹸」 作者 H.T 道行く人の誰もが僕の顔を一瞥して過ぎてゆく。必ずだ。その理由が最近わかった。僕が相手の眼をこちらに向くまで見つめ続けているからだ。安心した。僕は紙石鹸をいつもポケットに忍ばせている。