2006年6月25日

秋山基夫先生


秋山先生は岡山を代表する詩人のひとりです。

現代詩研究会「四士の会」や「大朗読」 に参加されています。

詩集には、
岡山詩集 」(和光出版)
家庭生活 」(思潮社)
キリンの立ち方 」(山陽新聞社)
十三人 」(思潮社)
二重予約の旅 」(思潮社)
西洋皿 」(和光出版)
などがあります。

また、評論集には、「詩行論 」(思潮社)があります。

また、詩集「家庭生活 」では、富田砕花賞を受賞されています。


山陽新聞社賞も受賞されています。



また、岡山の詩について下記のような本があります。



秋山 基夫, 坂本 明子, 岡 隆夫, 三沢 浩二

2006年6月24日

岡隆夫先生


岡先生は岡山を代表する詩人のひとりです。

詩集には、
ひそやかにしゃがみ 」(沖積舎)
ぶどう園崩落 」(書肆青樹社)
身づくろい 」(思潮社)
麦をまく 」(書肆青樹社)
「岡隆夫の資産」(ブロス
「岡隆夫詩集」(現代詩人精選文庫)
「アマシをくらう」(手帖舎
「蒸気と化し雲と化し」(手帖舎)
「バラの花をかぞえはじめて」(手帖舎)
「病める水仙」(詩脈社)
などがあります。

また、詩集「ぶどう園崩落 」では、第49回農民文学賞を受賞されています。
第6回聖良寛文学賞も受賞されています。

2006年6月18日

三沢浩二先生


三沢先生は岡山を代表する詩人のひとりです。

詩集には、
「オートレースあるいは禅」(龍詩社)
「岩の客」(裸足グループ)
「心と日のうた」(湾の会)
「存在のなかのかすかな声」(知覚社)
「風鐸の男」(龍詩社)
「透明な船」(裸足発行所)
などがあります。

2006年6月17日

花房さん


花房さんは、鳥取県在住の詩人です。

鳥取県に居られます。
詩誌「菱」や季刊詩誌「舟」などに投稿されています。
詩誌「菱」は創刊1968年というおよそ50年もの歴史を持っておられます。
また、鳥取市で3ヶ月に一度、詩の合評会も開催されています。

詩集に「鳥」があります。

また、地元新聞にも詩評が掲載されたりしています。

花房さんとの出会いは偶然でした。
ふらりと立ち寄ったH文堂書店で並べられていた詩誌「菱」を見て、
詩誌が書店で販売されているなんて珍しいと思ってお店の方に尋ねました。
ところが、なんとその方こそ花房さんだったのでした。
可愛らしい小柄な女性でしたが、何処かたたずまいに
ご自分を律する厳しさを持っておられるような気配を感じました。
僕などは見据えられるとたじろいでしまいそうな、
すべてを見透かしてしまうような悠久からの眼差しがとても印象的でした。

また、いつかお会いしたいです。

2006年6月11日

新潟


「新潟」                        

2月のはじめごろやったと思います。
凍りついた渓谷に冬の日光が反射するのがあんまりキレイで
車を止めてワンカップを飲みながら詩なんか書いてたら
村の人2人、おっちゃんとおばちゃんが近づいてきて、
うちに来なさいって。
へ??
あれ、あれというまにうちにあげられて
おいしい鍋とか地元の酒とかいっぱいでてきて、
「話したら楽になるもんやから、なんでも聞いてあげるから、、って。」
あ?? う、、うん。
なんか、悪いなあと思って、
とりあえず、死んでしまいたいなあと思ってましたってことにして
日頃の愚痴とか、いろいろきいてもうた。
いや、べつに死にに来たんとちがうんやけど、
なんか、ほんまは死にに来てん、みたいな気分になって、
素朴な人らにはげましてもうてるうちに、ちょっと泣いてもうた。
ほんなら今度は、「今日はもう遅いから、泊まっていき、って」。
あ、、うん。ありがとう、、って  変な話や。
んで、次の夏にもういっぺん、お礼を持って行ったときにはほんまのこと話したら、
えらいうけてて、大阪を見てみたいっていうもんやから案内したり。
僕のほうも、近くに温泉が湧いたっていうもんやからまた遊びに行って、
晩はまたうちに泊めてもうて。
2004年10月24日
連絡がとれんようになった。
あんなええ人らの足元から、何回も、何日も地震が襲って、村はこわされた。
1週間ほどしたら、突然電話がかかってきた。
もう、「もしもし」からしてあの優しい、ちょっとおもろい方言やから
一発でおっちゃんやってわかった。 生きててん。
うちはこわれたけど、ワシらも近所のみんなも無事や、、って。
僕はあんまり腹が立って、
自然なんかもう、、最低の憎たらしい奴や、とか
阪神大震災の時にも友達がいっぱい殺されて・・・とか、
つい話してしまおうとしたら、
「もう、いいやん」って。
日本に住んでる以上はしょうがないって。
それより、落ち着いたらまた遊ぼな、って。
言いながら、泣いてはるのがわかった。

2日後に手紙が来た。
おっちゃんとこの息子さん、って僕より年上やって言ってたけど、
単身赴任やなかったんか。・・神戸の震災で亡くなった・・    と書いてある
毎日電話がかかってきて、関西の言葉になじみにくい、とか
でも住みやすいとこやし、頑張るから、、、って言ってはった矢先の事やったとか・・
もういい。 全部わかった。 変な話や、とか言っててごめん。
あのとき、途中まで書いてた詩は、
「ここはまんが日本昔ばなしに出てくる天国か」っていう題名。
破って捨てといた。
それより、
おっちゃんら、ちょっとでも早よう、会いにいくからな。
鍋つくったげるから、 また地酒のみながら話し、しよう。
話したら、ちょっとでも楽になるもんやから。
なんでも聞かしてもらうから。

2006年6月10日

椿さん


椿さんは詩人です。

大阪弁を大切にする詩人です。

阪神淡路大震災の被災者であり、
「災害詩シリーズ」など人情味溢れるヒューマニズムに根ざした詩を朗読します。

また、詩の朗読会「ALL WORDS COA(AWC)」 の主宰者です。
「フルオープンスタイル・フルメインキャスト」をコンセプトに活動されています。
大阪を拠点に香川県や奈良県でもAWCを開催しています。

このブログには、「新潟」 を掲載しています。

2006年6月4日

みんなのひっこし


みんなのひっこし     

空っぽになった家は
背中が縦に割れたセミの抜け殻

背中の殻を打ち破り 白い命があらわになる
打つ蝉の身は
市中心部の高層マンションに移り住む

空中都市からの眺めは
街と空が調和しているはずなのに

羽の生えた背中がまた閉じて
茶色く変色してゆく
鬱にこもった蝉の命

羽化できぬヒトは
こうして羽を持つようになったけれど
羽ばたく前に
再び殻に閉じこもり
もがいている

遷都してきた空蝉の命は最早
大切にしまっておく場所もなく
むき出しのままさらされて

2006年6月3日

へい太さん


へい太さんは詩人です。

へい太さんの詩はダイレクトに心の奥底にぶつかってくる詩に感じられます。
詩の題材は社会や教育が取り上げられていますが、その奥底にはゴツゴツした野人の拳を感じます。
へい太さんは、まるで近代日本の良心的市民のようであり、あるいは、
縄文時代に星空の下で焚火を囲んで、(科学や理屈ではなく)
身体や魂を通して宇宙や世界をとても奥深く感じ取っている野生人であるように感じられます。

へい太さんは、「叫ぶ詩人の会」ドリアン助川(現・明川哲也)に多大な影響を受け、詩作をはじめられたそうです。

へい太さんは詩の朗読会「Happy?Hippie!」(現在mimucus)の主宰者の一人でもあります。

また、学校で教鞭を取る教師(教育者)でもあります。

このブログでは、「みんなのひっこし」 を掲載しています。