2006年10月30日

薄田泣菫展


「薄田泣菫展」(吉備路文学館 )を鑑賞しました。


薄田泣菫 は岡山出身で明治・大正時代に詩人や随筆家として活躍した人物とのことでした。展覧会では、彼の作品や文人との交流を示す手紙などが展示されていました。

泣菫はとても交流の多い人で、文人たちと交わした多くの手紙などから当時の雰囲気を垣間見ることができました。

泣菫に限らず、当時の手紙などを見ると文語体のためか、礼節を重んじる儒教 的雰囲気を感じてしまいます。近代化して西洋文化を取り入れたといっても、どこかしら儒教的思考の働きを感じてしまいました。案外、自分自身、無意識に染み付いてしまっているのかもと思ったりしました。

さて、また、2Fでは「おかやま 平成の詩人展Ⅲ」が催されていました。

秋山基夫 先生をはじめ、岡山で活躍されている50人の詩人たちがその詩集と共に紹介されていました。また、それぞれ渡部伸氏の清々しい挿絵付きパネルで詩作品が展示されていました。

それにしても、泣菫って、どういった意味なのでしょうね。泣くスミレかしらん?