のんびり気ままにフリーウェイ
揮発石原 ユキオこの身の傷つき易さよりも、傷モノと見なされるのが面倒だ。青蜜柑伊達巻固く引絞る車窓から見る田園の何処にもいない侏儒たち。藁塚の中にときどきある世界雨が降るから月が見えないのではなく、月の不在を誤魔化すために雲を敷きつめているのです。廃ビルの窓に吸盤雨月かな死んでまで美女になどなりたくない。木星と金木犀の揮発性 換気扇の壊れた台所、割り箸で掻き混ぜるジンバック。